sediments
Title:

Sediments

Artist:

Segments String Quartet

1,500 yen (in tax)
TLM-002

木下和重 : violin
千葉広樹 : violin
池田陽子 : viola
公文南光 : cello

 

1. Pool
2. Jar
3. Bowing 725

 

recorded at loop-line, Sendagaya, Tokyo on December 1, 2010
engineered by Taku UNAMI
designed by modern-garde, Satoe KOBAYASHI

 

セグメンツとは、様々な時間の長さを持ったセグメントの集合体のことであり、それは時間構造そのものであるともいえる。セグメントの相互間に関係性はなく、全体を貫く統一的な意味はない。

楽譜には、始まりと終わりの時間(時点)が書かれた各セグメントが並置されており、そこで奏される音や、行為などが付記されている。演奏者は、その行為によって時間を分節し、セグメントを現出させる。表現内容はセグメントの指示体にすぎない。セグメンツ作品に対峙する聴き手は、演奏者によって為される事態を知覚し、セグメントに分節、構造を認識、理解しなければならないのであり、自由(=自分勝手)に聴いてはいけない。

このようにセグメンツとは作品だけのことを指すわけではなく、セグメンツ作品を中心とし、演奏、聴取行為をも含めた一連の活動のことをいう。そして、この構造が自明になってからが、実はセグメンツの真の醍醐味だったりするわけでもある。構造からこぼれ落ちるもの、ほつれ、それを材料にして聴き手独自の聴き方が生まれてくるのである。

セグメンツ・ストリング・カルテットはセグメンツ作品を演奏するために結成された。「Pool」は音と無音によるセグメンツ。ハーモニーは従来の音の響きとしてではなく、この曲の存在証明、identityである。そして「Jar」は、Poolの別ヴァージョン。「Bowing
725」は沈黙の無い音のみのセグメンツ。セグメントの長さは1秒~10秒で、一つのセグメントを一弓で弾く。これはドローンではない。

Sample:

TRACK 02: Listen

TRACK 03: Listen